ル ヴェスティエール デ パルファム サハリエンヌ

暑さから身を守るためだったサファリジャケットは、その着心地のよさと機能性からアフリカの軍用服として着用されていました。砂漠の景色に溶け込む褐色の麻や綿で仕立てられ、大きなフラップ付きパッチポケットと、ウエストのハーフベルトが特長。
ムッシュ イヴ・サンローランは、冒険や征服を連想させるこの男性的な装いを、都会的な女性のスタイルへと一変。日々の喧騒を離れ、自由な冒険を求め旅立ちたいという、純粋なまでの欲望を表現したスタイルです。

大胆で力強いオレンジブロッサムは、燃え立つような官能的な魅力を漂わせ、砂漠の灼熱の陽射しをます。
ローズマリーやセージの野性味あふれるグリーンノートが繊細なコントラストを見せる一方、穏やかでクリーミーなホワイトムスクは、軽やかなコットンのように体を柔らかく包み込みます。
ネロリが表現する太陽の光に、ふんわりとしたホワイトムスクがさらに明るさを添え、目の前に無限に続く砂漠で、風が吹くたびに妖艶さが漂う様子をイメージした香りです。